MISTEL

ビビ編


−ビビ編−



−マリンシティ−


議長
「………それでは、裁判を始めます」
「被告人、名前を」

シメオン
「………シメオン」

議長
「よろしい。では、検察官。容疑を」

検察官
「はい」
「このシメオンという男は、何かの研究
 と称し、人体実験を行っていたものと
 思われます」
「これは、人として許されるべき
 行為ではありません!」

議長
「静粛に!」
「では、シメオン。この事実を
 認めますか?」

シメオン
「……………」

議長
「認めるのですか?」

シメオン
「お前ら凡人には…わしの研究の価値
 などわかるまい……」

議長
「被告人は、聞かれたことに答える
 ように」

シメオン
「研究にぎせいはつきものだ!
 それの何が悪い!?」

議長
「…では、認めるのですね」

シメオン
「……………」

議長
「被告人の実験は、非人道的であり、
 許されるものではありません」
「例え、セントラルシティで許されても
 このマリンシティでは、許されるもの
 ではありません」
「被告人の実験道具、全てを没収し、
 マリンシティより追放します!」

シメオン
「くっ……!」

議長
「これで裁判を終わります」


(原っぱのど真ん中で)
シメオン
「……どいつもこいつもわかってない。
 わしの研究の偉大さが………」
「もう…ダメだ。行くあてもない……
 このままでは……」
『!?』(きらりと光るもの)
「…なんだあれは……?」



人間と獣人との戦いから、

10年の月日が流れ、


ライオネル]U世が発布した法令は、

しだいに人々の間に定着していき

人間と獣人は良好な関係を保っていた。


獣人大迫害から約40年。


ひとつの時代が終わり、新たな

共存社会が誕生しつつあった……。




(獣人の村)
グレン
「ビビ、行くのか?」

ビビ
「うん、父さん。あたし、ずぅ〜っと
 センターに行きたかったの!」
「ね、いいでしょ?もうあたし、15
 だからさ。心配ないって!!」

グレン
「そうか…そうだな。もう15か。
 早いもんだな」

ビビ
「やだなぁ、父さん。どうしたの?
 センチになっちゃって」
「あたし、何も戦争に行くわけじゃ
 ないんだよ。安心してよ」

グレン
「わかったよ、ビビ。行ってきなさい」
「父さんは用事でしばらく出かける
 からね」

ビビ 「うん!ありがと、父さん。
 行ってきま〜す!!」


(外)
・妖怪人間(緑)
「元気でやれよ!」

・妖精さん
「ハロー、ビビ!あたしさ、こないだ
 センターに行ってきたよ。もう、
 凄かったんだから!」

お墓(左)バーバラ お墓(右)ナシェル

・おばけ
「おや、ビビ。どうしたんだ?」

・スライム
「どこに行くの?」

・骸骨
「けっこう生活もよくなってきたぜ」


(ニアベルクへ)
(民家)
・女
「私は待ってるんです。いつかまた、
 あの人に会えるときを……」

・男
「昔、獣人に助けられたことが
 ありましてね……あのときは悪いこと
 をしたなぁ……」


(外)
・兵士?
「こんにちは!」

・男
「僕の父は昔、ビースト・ハンター
 でした。しかし、ライオネル様の命令
 で、ハンターはもういないのです」


(セントラルシティへ)
(東地区)
・男の子
「わーい!」

・泉の前の女
「この泉にお金を投げこむと、願いが
 かなうんですって」
「でも、どこかで聞いた話ね…」


(ショップへ。剣の店前)
「なんだよー、もう少しまけて
 くれよなー」

「ダメだよ。ちゃんと金払って
 くれないとね」

『…………』
『ねえ』
ビビ
「なにしてるの?」

「…?見りゃわかるだろ。
 買い物だよ、買い物」

ビビ
「なに買ってたの?」

「大地の剣だよ。凄いだろ!」

ビビ
「でも、そんな剣買っても、
 使えるのかな?」

『…………』
「…お前、ちょっとこいよ」

ビビ
「なぁに?」

「…お前、俺をバカにしてんだろ」

ビビ
「えー、そんなことないよ〜
 ただ正直に……」

「バカにしたんだろ?」

ビビ
「…………」
(違うんだけどなぁ)

「まあ、お前は俺の強さがわかってない
 からな。なにしろ俺は、昔、
 さらわれたことがあるんだぜ」

ビビ
「へ〜…そうなんだ…
 怖かったでしょ?」

「ふふん、ところが俺は悲鳴ひとつ
 上げずに我慢したんだ。
 スゴいだろ?」

ビビ
「たいしたことなかったってこと
 なんじゃないの?」

『……………』

「…よし、そこまで言うなら、
 その場所につれてってやる。言っとく
 けど、泣いたってしらないからな」

ビビ
「へ〜おもしろそー!!」

エノク
「じゃあ、決まりだ。俺はエノク。
 お前は?」

ビビ
「ビビアン。
 ビビでいいよ」

エノク
「よし、ビビだな。それじゃ行こう」
「場所はこの東エリアにある廃墟だ」

・武器屋
「よくきたね、ここは剣の店だよ」
鉄の剣(350)銀の剣(700)炎の剣(1000)大地の剣(3000)超合金の剣(5500)ファルシオン(10000)神剣(30000)
「またよろしく!」

・武器屋
「弓の店だよ」
ハンターボウ(350)鋼弓(700)精霊の弓(1000)与一の弓(3000)ロビンの弓(5500)アサルトボウ(10000)デッドリーアロー(30000)
「またきてくれよ!」

--------------------------------
ビビ ハーフ・ビースト HP250 MP330
力54 守り54 体力250 賢さ330 素早さ66 運の良さ44 魔法耐性44
攻撃力 右57 左54 防御力59 魔法防御0
装備 右腕:樹の杖 アクセサリー:炎の首飾り
エアカッター ヒーリング
--------------------------------
エノク 戦士 HP382 MP198
力76 守り54 体力382 賢さ198 素早さ44 運の良さ66 魔法耐性22
攻撃力 右83 左76 防御力64 魔法防御0
装備 右腕:鉄の剣 アクセサリー:タリスマン
斬空剣(全体に70位ダメージ)
--------------------------------

(南にある廃墟へ。グリーンスライム、コウモリ、キラービー、赤サソリ)
(部屋にいる透明なおっさんに話しかける)
ビビ
「おじさん、どうしたの?」

???
「実は…ある人を捜していてね……。
 協力してくれるかい…?」

エノク
「おい、ビビ。なんか怪しいぜ。
 信用しない方がいいんじゃないか?」

→協力する!
 なんか怪しいから無視する。

???
「そうかい…ありがとう……」

ビビ
「誰を捜してるの?」

???
「……私を…こんな姿にした…あの…
 女………」

エノク
「おっさん?」

???
「………………グボォッ!!」

『!?』

???
「がああああああ!!!???」

ビビ
「な…なに…!?」

エノク
「だ…だからやめようと…!!」

(グール戦。ゾンビ。100G パワーロッド)
???
「…誰が私を起こしたんだ…?…なぜ…
 静かに眠らせてくれなかった…」

???
「死…な…せ……て………くれ……」

ビビ
「な…なんだったのかな…?」

エノク
「アンデッド……」

ビビ
「え?」

エノク
「前に…本で読んだことがある…
 死者が何らかの力で現世に蘇り…」
「それを操る者が死なない限り、
 永久に死ぬことのない者……
 それが…アンデッドだと……」

ビビ
「でも、そんなことできる人、
 いるのかなぁ?」

エノク
「わからない。今のだって、たちの悪い
 いたずらかもしれないし……」

ビビ
「もう帰ろうよ〜」

エノク
「そうだな…ここにいてもしかたない
 もんな……」


(宿屋)
ビビ
「あまり怖くなかったよ」

エノク
「そ…そうだな…」
(俺の方が怖がってたかも…)
「…に、しても、お前けっこう
 やるなあ。そこら辺の男より強いぜ」

ビビ
「へへっ、ハーフ・ビーストだからね。
 それでかな」

エノク
「へー…ハーフ・ビーストねえ…
 どうりで…」
「そういや、昔、俺を助けてくれた人も
 ハーフ・ビーストだったよな…
 確か…ナシェル……」

ビビ
「ナシェル兄ちゃん!?」

エノク
「兄ちゃん…って、お前、ナシェルさん
 の妹かよ!?」

ビビ
「そうだよ!」

エノク
「そっか…それでこんなに強いのか…
 うん、納得した」

ビビ
「これからどうするの?」

エノク
「え?あ、うん。俺はデザートシティに
 行ってみようと思うんだ」

ビビ
「デザートシティ?」

エノク
「大陸の南にある3大シティの1つさ」
「でもそこに行くためには、砂漠を
 越えなきゃいけない」
「砂漠はモンスターも出るし、
 入ったらなかなか抜け出せないから、
 気をつけないとな」

ビビ
「ふ〜ん」

エノク
「お前もくるか?ビビ」

ビビ
「うん、行く!な〜んか楽しそうだし」

エノク
「じゃあ、まず漁村ボロで準備しよう」


・東地区の宿屋
ここは宿屋です。
一晩25ゴールドですが、
お泊りになりますか?
→はい いいえ
ありがとうございました。
お気をつけてどうぞ


(外へ)
・少女
「あら…ビビさんね。いつも母の店を
 利用してくれてありがとう」
レナ
「私、ニーナの娘でレナといいます。
 何かお買い上げですか?」
毒回復 眠り回復 マヒ回復 石化回復 死亡回復 チーズ(500)
「またきて下さいね(はぁと」


・じいさん
「この下の通路は南エリアに通じて
 おる」


(エノクんち)
・とーちゃん
「エノク、あまり心配かけさせるなよ」


(マリンシティからずっと南にある漁村ボロへ)
・じいさん
「おや、こんなさびれた村になんの
 用かな?」

・女
「ここの生活は楽ではないわ。
 でも、自分達で生活しているから
 悪くはないわね」
「誰にも縛られずに生きる……。
 それが自由ってものよ」


(民家) ・男

「働けど働けど、暮らしは楽にはならず
 ………はぁ……」
「あっ、ねえあなた。こんな暮らし、
 どう思います?」
 運が悪い。 →がんばりが足りない。
「そうですよね!よーし!もっと
 がんばって働くぞ!!」


(民家)
・赤子
『バババババー!』

・女
「ここから西に行くと、
 オアシスがあるわ」
「砂漠を越える旅人は、みんなそこで
 準備を整えるのよ」
「ただ……今は砂漠には……」
「ううん、なんでもないわ。
 行くなら気をつけるのよ」


(外)
『!』
「あら…」
「あなた、ひょっとして、
 ハーフ・ビースト?」

ビビ
「わかるの?」

「ええ、なんとなく、ね。
 昔、仲間にハーフ・ビーストが
 いたものだから……」

ビビ
「ふ〜ん…おばさん、ここの人?」

「い…いいえ。センターからきたのよ」
(お…おばさんですって!?)

ビビ
「おばさん、すっごくキレイな人だね」

「あら、ありがと」
(悪気はないわけね…)
ローズ
「ところで、かわいい冒険者さん。
 私はローズっていうんだけど…」
「あなた達、これからどこかに行く
 つもりなの?」

エノク
「デザートシティに行くつもりなんだ」

ローズ
「デザートシティ!?」

ビビ
「どうしたの?」

ローズ
「あそこは今、奇病が流行っている
 らしいのよ」
「私は、それを調査するために
 センターからきたの」

ビビ
「じゃあ、一緒に行こうよ」

ローズ
「そうね…ホントなら誰かを巻きこむ
 のは夫に止められてるんだけど…」
「ま、これも社会勉強ね。
 いいわ、つれてってあげる。ただし、
 病気には気をつけるのよ」

エノク
「そんなに俺達、やわじゃないぜ」

ローズ
「フフ…そう?じゃ、行きましょうか」

ローズが仲間になった!


(オアシス・アクアへ)
・男
「ここは、オアシス・アクア。
 旅人は砂漠を越える前に、必ずここに
 立ち寄るんだ」
「砂漠には水もないし、ここでしっかり
 休んでおかないとね」

・女
「あなた達も砂漠越え?」
→はい いいえ
「ふ〜ん、大変ねぇ」


・少年
「…ん?
 君も砂漠越えかい?」

ビビ
「そうだよ〜」

フォース
「へ〜…かわいいなぁー、僕はフォース
 っていうんだ」
「どうだい、ベイビー
 僕とパーティーを組まないかい?」

ビビ
「パーティーを?」

エノク
「おいおい、ちょっと待てよ!」
「ビビは俺達と組んでるんだぜ!
 何言ってるんだ?お前」

フォース
「ビビちゃんかぁ。
 な〜んてプリチィな名前なんだ〜」

エノク
(こいつ…聞いてねぇ……)

フォース
「さあ、早く僕と行こうよ、ハニー。
 サボテンに愛の花を咲かせようよ」

エノク
「変な奴…放っとこうぜ、ビビ」

ビビ
「う〜ん、フォースだっけ?
 砂漠は危ないよ。一緒に行こうよ」

エノク
「おいおい、ビビ!」

フォース
「フッ、砂漠なんて僕の敵ではないよ」
「それに…
 僕はかわいい女の子とランデブー
 したいのさ」
「悪いけど、君じゃあ……」

エノク
「なんだよ!いちいちハラ立つ奴だな」

ビビ
「じゃあ、もう行くね。ゴメンね」

エノク
「謝るこたないぜ、ビビ!」

フォース
「フッ、わかったよ。じゃあ僕は1人で
 行くよ」
「でも君とは、また会いそうな気が
 するよ。スウィートハニー」

ビビ
「はあ……」

フォース
「OH〜マイディア、ビビ〜YEAR」

エノク
「何だったんだ、あいつ…」


・男
「ふー!」
「ここの水はおいしいですなぁ!」
ニードリーネ
「あ、私、旅の道具屋、ニードリーネと
 申します」
「何かお買いあげでしょうか?」
HP回復 MP回復 死亡回復 火山のシンボル(1000)流水玉(1000)風の翼(1000)雷の結晶(1000)20段バシゴ(1000)
「またごひいきに!」


(泉を調べる)
『!?』
魚が釣れた!
魚を手に入れた!


(ハイディ砂漠へ。レッドスピリット、バシリスク、マンイーター)
『!?』

『くっ…くそー!』
フォース
「だからぁ、金なんてないんだってば」

クライム
「このクライム・スネーク様に
 会った不運を、嘆くんだな」

フォース
「フッ…君こそ、フォース・リードを
 知らないのかい?」

クライム
「…別に知らんが……」

フォース
「だーーーー!!もう、
 なんでもいいから通してくれよ!!」

クライム
「ダメだ!どうやら命が惜しくない
 ようだな」

フォース
「ああ…人類の宝、フォース・リードが
 こんな所で死ぬなんて……」
「こんな、3流悪役の手にかかって…
 OH MY GOD!
 (なんてこった!)

クライム
「バカにしてんのか、てめえ!?」

エノク
「いいや、そいつはそれが普通だぜ」

『!?』

クライム
「な…なんだ、てめえら!?」

フォース
「ビビ!やっぱりきてくれたのかい!」

ビビ
「通りかかっただけなんだけど…」

ローズ
「気をつけて!そいつは名の通った
 横取り屋よ。もう30人殺してる!」

クライム
「な…なんでそんなこと知ってんだ!?
 てめえ!」

ローズ
「あなたもこの仕事してるなら、名前
 ぐらいは知ってるでしょ」
「セントラルシティのローズよ」

クライム 「ゲッ…まさか、あの……」
「チィィ!!!だが、しかたねえ!
 ここで殺してやる!!」

(クライム・スネーク戦。マヒと眠りのダブルコンボでクライム涙目。300G ショックウェーブ)
『ぐはっ…!!』

ビビ 「勝った…」

フォース
「いやぁ、僕のおかげでなんとか
 なったね!」

エノク
「なに言って…」

フォース
「いいんだよ、気にしなくても」
「でも…少しでも気にしてくれるなら…
 そうだなあ…僕も君達と同行させて
 もらおうかな」

エノク
「だから…お前…」

フォース
「いいから、いいから!」

エノク
「話聞けよ…」

ローズ
「ま、いいんじゃない。1人じゃ、
 そのうちのたれ死によ」

フォース
「え?いや、それはどうかな…」

ビビ
「そうだよ!一緒に行こ!」

エノク
「ちぇ…しょうがねーなぁ」

フォース
「やー、ありがとう!ま、当然といえば
 当然だけどね」

エノク
「やっぱり気にくわねえ…」

フォースが仲間になった!

--------------------------------
フォース 吟遊詩人 HP283 MP368
力33 守り56 体力283 賢さ368 素早さ46 運の良さ23 魔法耐性69
攻撃力 右55 左33 防御力61 魔法防御0
装備 右腕: アクセサリー:
サンダー 魔封じの歌(敵の出現を押さえる) 眠りの歌 中和のラプソディ(毒回復)
--------------------------------

(デザートシティ)
・男
「ここはデザートシティ。
 世界3大都市のひとつです」

・男
「ようこそ!デザートシティへ!!」

・じいさん
「よくきなすったのぉ。
 どこからきたんじゃ?」


(民家)
・赤子
『バーバーブー!』

・ベッドの人
『うーん……』

ムシェラーナ
「いったい、どうしたっていうの
 かしら………?」


(魔法屋)
・女
「ここは魔法屋よ。
 なかなか手に入らない星魔法と
 魔の魔法を扱ってるの」
マジックミラー マジックスポイル マジックブレンド マジックバリア ムーンシールド スターダスト ギャラクシィ マナ・ストリーム


(外へ)
・井戸の前の女
「ウチの人が、病気にかかって
 しまってねぇ…」

・子供
「みんな、頭が痛いんだって!
 どうしてかなー?」

・男
「おかしい…前はこんなことなかった
 のに……」


(城へ)
・女
「このさらに上が、デザートシティ王
 マイスター様の部屋になってるわよ」

・男
「なぜこのシティで、こんな奇病が
 ………」

・じいちゃん
「マイスター様は、いったい何をして
 おられるのじゃ!このままでは、
 シティが全滅しかねんぞ」

・ばあちゃん
「ああ…なんとか、みんな無事に助かり
 たいのぉ…」

・男
「アロン様はすばらしいお方だよ。
 俺達のために、一生懸命やって
 下さる」
「あの方がずっといてくれたら、
 シティも平和なんだけどなあ…」

・女
「ホント、謎の病気ってのが、
 一番困るのよねぇ。
 シティを出ようかしら」
「でも…別にあてなんてないし……」



・兵士
「ここは謁見の間です。
 失礼のないように」

・玉座の脇に
アロン
「お久しぶりです、王妃」

・赤鎧の人
ガーヴィン
「どこから来られた?」

・ピエロ
シメオン
「これは、これは、ようこそ!」



ローズ
「始めまして、デザートシティ王、
 マイスター殿」

マイスター
「そなたが、セントラルシティ王妃、
 ローズ殿か」
「約束通り、
 お1人でこられただろうな。
 そちらの者達は?」

ローズ
「ご心配なく。旅の連れです。
 信用してよろしいかと」

ビビ
(えー!?ローズって王妃様だったの?
 知らなかったー!)

エノク
(それにしても護衛もつけずにこい
 なんて、ムチャを言う王様だな)

フォース
(フッ、あまり内緒話をしていると、
 田舎者だと思われるよ)
(まあ、君に限っていえば、それは
 事実だが。エノク)

エノク
(ケンカ売ってんのか…?)

マイスター
「では、用件を述べてもらおうか」

ローズ
「はい」
「この度、我がセントラルシティは、
 貴都市デザートシティの奇病を
 調査する決断を下しました」
「そこで、これから述べる質問に
 答えて頂きたいのですが」

マイスター
「君は、何か?
 私を尋問しようというのか?」

ローズ
「そうとらえていただいても結構です」
「このような事態を、なぜ5年間も
 放置し、また我がセンターに報告
 しなかったのですか!?」
「もはや住民は限界にきています。
 この奇病で何百人もが亡くなったのを
 知らないはずがないでしょう!」

『……………』

シメオン
「まあまあ、ローズ殿……
 おさえて下さい」

ローズ
「シメオン殿!私は、王と話をして
 いるのです!」
「それに…あなたがこのシティに
 きてからですよ。このような病気が
 流行ったのは!」

シメオン
「ほう…まさか、私を疑っておいでか?
 しかし、証拠はありますまい」
「あまり、めったなことを言われない
 方がよろしいかと…ふ、ふふふ…」

ローズ
(こいつ……!)

マイスター
「もうよい。ローズ殿、私の部下を
 疑うのはやめてもらおう」
「それは、私を疑っているのと
 同じですぞ」

ローズ
「くっ…」

マイスター
「私は疲れた…すまないが、これで
 終わりにしてもらえるかな」

ローズ
「………わかりました」
「しかし、今後の経過しだいでは、
 セントラルシティは武力制裁も
 辞さない覚悟ですから!」


(階下で)
ローズ
「……………話になりませんわ!」

賢者アロン
「確かに…しかし、王は以前はああでは
 なかったのですよ、王妃」

ローズ
「アロン先生、その呼び方は
 やめて下さい。どうぞ、ローズと」

賢者アロン
「そうですか。ではローズさん、
 これからどうします?」

ローズ
「とりあえず、センターに戻ります。
 報告しなくては」

賢者アロン
「砂漠は危険ですが…まあ、あなたなら
 大丈夫でしょう」

ローズ
「アロン先生、協力して下さいます?」

賢者アロン
「いいでしょう。どうもイヤな予感が
 しますからね」
「それに、マイスター王との契約も
 切れることですし」
「ところで、そちらの方々は?」

ビビ
「ビビで〜す!」

エノク
「エノクです!」

フォース
「何度もみんなの危機を救った
 英雄、フォースです」

エノク
「言ってろよ………」

賢者アロン
「ビビ…確かナシェルから、そのような
 名の妹がいると聞きましたが…」

ビビ
「ナシェル兄ちゃんから?」

ローズ
「え…ええっ!?あなた、ナシェルの
 妹だったの!?」
「どうりで…ハーフ・ビーストなんて
 珍しいと思った……」

賢者アロン
「…これも運命かもしれませんね」
「どれじゃあ、あなた方は、私と
 きて下さい」

エノク
「どこに行くんですか?」

賢者アロン
「ラデスの遺跡です」

ビビ
「ラデス?」

賢者アロン
「私が案内します」

エノク
「どうする?」

ビビ
「別にいいよ」

フォース
「僕はビビとランデブーできるなら、
 どこでもO.K.さ〜」

エノク
「じゃあ行くか!」

賢者アロン
「決まったようですね。それでは
 ローズさん、センターで」

ローズ
「ええ、アロン先生」


(ラデスの遺跡へ。スターダスト無双。ピラニア、大蛇は獣人でなくモンスターらしい)
ウソつき石
「ボクはウソつ石」
「ここにある3つの石のうち、
 正解は……」
「右が正解で、
 左は回復、
 真ん中は間違いだよ」
(真ん中の石を調べる)
「ピンポーン!」

いだてんの毛皮:素早さが30上がるアクセサリー


(お墓)

「名もなき王女の墓」

『これは…?』
ビビ
「な〜に?」

賢者アロン
「この遺跡のことは、あなたは知らない
 でしょうね」
「ここは、かつて獣人が人間に、
 大迫害を受けた場所です」
「そのとき、私はまだ5歳でした。
 でも、これが戦争なんだ、と
 なんとなくですが感じました」
「この墓は、当時の獣人の王女の墓で、
 私が造りました」
「何度も取り壊されそうに
 なったのですが、その度に私が
 止めてきたのです」

エノク
「名もなきって…?」

賢者アロン
「結局、彼女の名前はわからなかったん
 です」
「獣人でありながら………自らの死を
 恐れることなく私の命を救ってくれた
 王女……」
「私を人間に返したせいで、
 彼女は処刑されてしまいました……」
「私がいく泣いて頼んでも、その判決
 は変わらなかった………」
「ビビ、まだあなたにはわからないかも
 しれませんが、覚えておいて下さい」
「かつて、獣人が人間に迫害されたこと
 ………そして、今の平和が、多くの
 ぎせいの上に成り立っていることを」

ビビ
「うん、わかるよ。みんな、いっぱい
 頑張ったんだよね」
「だから、父さんと母さんが出会って、
 それでナシェル兄ちゃんや私が
 生まれたんだよね」
「守らなきゃならないよ。
 これからもずーっと、今みたいな
 幸せ」
「でなきゃ、バチが当たっちゃうよ」

エノク
「そうだよな…ナシェルさんが
 造ってくれた平和だもんな…」
「俺達で守らないとな!」

賢者アロン
(よかった…この子達のような子がいて
 ………)
(これなら、未来を安心して
 任せられる………)

『!?』

王子ミカル
「アロン先生ーーー!!」

賢者アロン
「ミカル王子!?」

(飛行船から飛び降り)
王子ミカル
「アロン先生!急いでお戻り下さい!」

賢者アロン
「どうしたのです?」

王子ミカル 「獣人達が、再び行動を起こしている
 らしいと……!」

賢者アロン
「なんですって!?では、10年前の
 ………!!」

王子ミカル
「ええ、人間をまだ滅そうと考えている
 連中です」
「おそらくは、南の部族かと……!」

賢者アロン
「北の部族の獣人達は?」

王子ミカル
「ええ、協力してくれるとのことです」

賢者アロン
「わかりました。ジークフリード亡き後
 もなお、戦おうというのですね…」
「戻りましょう。ミカル王子」

王子ミカル
「では早く飛行船に!!」

賢者アロン
「ええ、…では、ビビ。すみませんが、
 私はこれで失礼します」

ビビ
「頑張ってね!」



ビビ
「……行っちゃったね〜」

エノク
「で、これからどうする?」

フォース
「とりあえず、僕らもセンターに
 戻らないかい?」
「僕はもう疲れたよ〜」

ビビ
「そうだね。なんかさっきのことも
 気になるし………」

「帰すわけにはいかんな!」

『!?』

エノク
「ガーヴィン将軍!?」

フォース
「デザートシティで、シメオンて奴に
 くっついてたおっさんかい」

ガーヴィン
「悪いが、お前達には
 ここで消えてもらう」

ビビ
「な…なんで!?何もしてないよ!」

ガーヴィン
「運が悪かったと、あきらめるんだな」

???
「待て」

『!?』

ガーヴィン
「何者だ…!?」
(白騎士登場)
ナイトハルト
「ナイトハルト……」

ビビ
「ナイトハルト…?」

ナイトハルト
「ビビ、お前を助けにきた。
 理由は聞かないでくれ」
「ただ、私はそうしなければ
 ならないのだ」

ビビ
「………うん…」

ガーヴィン
「邪魔が入ったが、まあいい。
 まとめて始末するだけだ!」
(ガーヴィン戦。1ターンに3回。「パワー」で力10ずつ上げてくる鬼。300G セイ・オーラ)

ガーヴィン
「ぐ…!お…おのれ…!!」

エノク
「倒した…」

ビビ
「つよ〜い!」

ナイトハルト
「ビビ、私は君を守らなければならない」
「同行することを許可してくれ」

ビビ
「う〜ん、どうする?」

エノク
「怪しい奴だよな…」

フォース
「僕は別にいいけど〜
 旅は道づれって言うでしょ♪」

エノク
「ビビ、お前はどうなんだ?」

ビビ
「…いいんじゃないかな。悪い人じゃ
 なさそうだし」

エノク
「わかった、一緒に来いよ、
 ナイトハルト…だっけ?」

ナイトハルト
「すまない…」

ナイトハルトが仲間になった!

--------------------------------
ナイトハルト HP480 MP200
力85 守り60 体力480 賢さ200 素早さ25 運の良さ25 魔法耐性25
攻撃力 右138 左100 防御力60 魔法防御0
装備 右腕:大地の剣 アクセサリー:パワーブレス
陰陽…もとい暗黒弾(MP12) 闇波動(MP18)
--------------------------------

(メナムへ)
・女
「ここはメナム。どのシティにも
 属さず、自治を保ってるの」


(魔法屋)
「ここは魔法屋よ。
 なかなか手に入らない神魔法を
 扱ってるの」
パプテスマ グランドクロス アポクリファ 


(外)
・男
「ここからセンターは、近いけど
 苦労するよ。
 理由?闘技場に行ってみな」

・女
「気候にも恵まれ、いい暮らしが
 できるので、
 最近、人口が増えてきたんです」


(宿屋。ベッドが3つしかない)
ここは宿屋です。
一晩40ゴールドですが、
お泊りになりますか?
→はい いいえ
ありがとうございました。
お気をつけてどうぞ


(店へ)
・ナックル屋
「よくきたね、
 ここはナックルの店だよ」
品揃えは不明
「またきてくれよ!」

・闘技場の男
「おや、
 あなたも参加されるのですか?」

ビビ
「え、どうして?」

「その様子じゃ、センターまで
 行かれるんでしょう?」

エノク
「わかるのか?」

「そりゃ、もう!同じような人達が
 たくさんいらっしゃいますから」

フォース
「で、なんでセンターに行くのに
 闘技場なんだい?」

「それはですね、ここからセンターに
 抜けるためには、通行税がいりまして
 ね………」

エノク
「税だぁ!?」

「ええ、その額がけっこうなものでして
 ………それでみなさん、ここで
 稼がれるんですよ」

エノク
「おかしいんじゃないのか!?メナムは
 ただの自治都市だろ?」
「通行税なんてかけられる立場かよ!」

「なんと言われましても…
 こればかりは……」

エノク
「チッ!」

フォース
「それで、ようは勝てばいいんだよね」

「そういうことです」

エノク
「よーし!俺が行くぜ」

フォース
「フッ、君にはお似合いだね」

ビビ
「大丈夫?」

エノク
「なあに、見てろって!ビビ」

「それでは、準備はよろしいですか?」

エノク
「おう!」



「さあ!始まりました!!
 今日のチャレンジャーは……!」

「セントラルシティのエノク選手だ!」

エノク
「よっしゃあ!」

「対します相手は…!」
「おおっ〜とぉ〜!!
 いきなり、元チャンピオンの
 登場だぁ〜!!」
「これはまずいぞ!
 チャレンジャー!!!」

エノク
「へっ…くるならこいよ!
 死ぬまでやってやるぜ!!」
(一撃。0G バーニング)

エノク
「よっしゃあああ!!!」

「おおーーーーー!!!
 これはスゴいぞ!!
 元チャンピオンを破ったーー!!」
「では、次なる相手は!?」
「獣人のスケイル選手だーーー!!!」

ビビ
「エノクーー!!しっかりーー!!」

エノク
「こい!」
(スケイル戦。0G シャイニング)

エノク
「やったぜ!」

「スゴいぞ、スゴいぞーー!!!
 これで2人目だーーー!!!」

エノク
「当然だぜ!」

「では、いよいよ3人目だーーー!!
 今度の相手は、ちょっと手強いぞ!」

エノク
「誰でもこい!!」

「賞金稼ぎの、クライム選手だーー!」

『!?』

エノク
「ク…クライム・スネーク……!?」

クライム
「……………」

エノク
「ウソだ!あいつは砂漠で確かに…!」

「さあ〜ーーー!!!
 いってみようかーーー!!」

エノク
「死んだはずなのに…!!」

(クライム戦。0G トルネード)
エノク
「どうして……」

「やったーーー!!
 やりました!!3人抜きです!!
 おめでとうーーーエノク!!」

『……………』

(観客席)
『……………』
シメオン
「役立たずめ…」



ビビ
「…どうなってるの〜?」

エノク
「わかんねえ…あいつは確かに……」

フォース
「砂漠で死んだハズだよねぇ?」

ビビ
「でも生きてたよ」

エノク
「そこが謎なんだ…けど、事実は事実
 だし……」

フォース
「双子の弟ってパターンは?
 よくあるやつ」

エノク
「いや、剣のウデも間違いなく奴だ。
 絶対に他人じゃない」

フォース
「でもさ〜、ここで考えても
 わかんないんじゃないの?」

ナイトハルト
「賛成だ。センターへの道が開けた以上
 は、センターへ急ぐべきだ」

ビビ
「そうだね。そうしようよ」

エノク
「わかったよ…確かにここで考えても
 答えは出ないもんな……」

ビビ
「じゃあ、センターにレッツゴー!」


(センターにレッツゴー)
賢者アロン
「戻りましたか、ビビ」

ビビ
「アロン先生〜何かあったんですか?」

ローズ
「獣人の襲撃よ。報告では、あと
 1時間でセンターに到着するわ」

エノク
「獣人が!?」

フォース
「もしかして、とんでもない時に
 帰ってきちゃったかな〜?」

王子ミカル
「君達の実力は聞いている。ぜひ我々の
 力になってほしい」

ビビ
「いいよ〜」

エノク
「おいおい、ビビ。これは戦争だぜ。
 大丈夫か?」

ビビ
「だって、センターはみんなの街だよ。
 あたし達だって頑張らなきゃ!」

フォース
「フッ、まあそういうことだね」

エノク
「そうか…そうだよな!」
「よし、やろうぜ!!」

ライオネル]U世
「協力に感謝する」

ローズ
「…ねえ…ナイトハルトさんだっけ?」
「あなた…前にどこかで会ってない?」

ナイトハルト
「………いや」

ローズ
「…そう。ごめんなさい。そうね、彼は
 もういないんだったわ」

ナイトハルト
「………………」

兵士
「ライオネル様!」
「デザートシティから、使者が
 参られていましが…」

ライオネル]U世
「使者…?…わかった、通せ」

兵士
「はっ!」

ビビ
(シメオン!?)

エノク
(なぜここに…!?)

シメオン
「ライオネル王にはご機嫌うるわしゅう
 ………」

ライオネル]U世
「あいさつはいい。
 なんの用かな?」

シメオン
「実は、獣人がセントラルシティを
 襲ってくると聞きまして……」
「我が王、マイスター様は、セントラル
 シティに協力することを
 決断されました」

ライオネル]U世
「確かにその申し出はありがたいが…」

シメオン
「疑っておいでですか?」
「大丈夫です。獣人どもに寝返った
 ところで、シティにはなんの
 メリットもないんですから」

ライオネル]U世
「まあ、そうだな……」
「わかった。考えておこう。
 下がってくれ」

シメオン
「よい返事を……」

ライオネル]U世
「……どう思う?」

ローズ
「ワナ…って言いたいの?」

賢者アロン
「彼の目的がなんなのかは、
 わかりませんが」
「ワナとは思えませんね」
「ただ、マイスター王は実質的には
 シメオンのいいなりです」
「シメオンに、なにか狙いがあるのは
 確かですが………」
「ここは様子を見ますか?」

ライオネル]U世
「うむ…では、協力を頼むか。
 どうせ考えてもわからない」
「もう時間がない。みんな、戦闘の用意
 をしてくれ」

一同
「はっ!」



−アルラウド平原の戦い−


では、戦いの説明をします。
スタート地点はこの場所です。

そして、敵のボス、バルナバは
ここにいます。(カメラ移動)

このバルナバを倒せば、戦争に
勝つことができます。

しかし、バルナバはプレイヤーから
逃げるので、追いかけなければ
いけません。

ただし、フィールドには敵の獣人たちが
おり、接触すると
戦闘になってしまいます。

負けるとゲームオーバー。
勝ってもスタート地点に
戻されてしまいます。

つまり、敵と接触することなく、
バルナバの所まで行かなければ
いけないのです。

パーティーは、ビビ組とライオネル組に
分かれており、この交代ポイントで、
交代できます。

自軍の兵士に話しかけると、体力を
回復させることができます。

ここと、(カメラ移動)

ここに、MP回復ポイントがあります。(カメラ移動)

どうしても勝てないと思ったら、
ここにきて下さい。難易度を下げること
ができます。

以上で説明を終わります。

バトル!


(即行ライオネル組にパーティチェンジ。さくっとバルナバを追い詰め)
バルナバ
「チッ…!きおったか…!!」

(バルナバ戦。2回攻撃。ライオネル様のMPが1のまんまです。300G ダークフィアー)
バルナバ
「お…おのれ…!」


勝利!



上級モードだったので、
魔法バプテスマをGET!!


(王と王妃と王弟と賢者に追いつめられるバルナバ)
ライオネル]U世
「バルナバ…勝負はついたな…」

バルナバ
「ク…ククク……」

ライオネル
「何がおかしい?」

バルナバ
「お前達は、何もわかっておらん。
 獣人と人間の共存だと?笑わせるな」
「たとえ、一時的に差別がなくなろうと
 必ずまた、どこかで不満の声が
 あがるだろう」
「そして、小さな火種が大きな火事を
 呼ぶように、再び争いが起きるのだ」

ライオネル]U世
「…お前が10年前、黒騎士を陰から
 操っていたようにか?」

バルナバ
「そうだ。
 野望の火は消えることはない」
「ジークフリードもユディトも、
 結局は弱者だったのだ。弱者は消える
 しかない」

ローズ
「そして、あんたも弱者の仲間入りって
 わけね」

バルナバ
「ククッ…獣人の野心は死なぬ。
 私は何度でも戻ってくる」
「そして、第2、第3のジークフリード
 が、ユディトが、必ず現れるだろう」

賢者アロン
「いいえ、そんなことはありませんよ」
「未来は、そんな暗いものではない。
 獣人と人間は、少しずつでも
 歩みよっているのです」
「40年前、彼女が命を賭けて願った
 平和が、今訪れようとしているの
 です」
「私達は、それらを守らなければ
 いけない。そして、必ず守れると、
 私は信じています」

ライオネル]U世
「アロン先生……」

バルナバ
「クク…ならばさっさと殺すがよい」
「あの世で見ているとするか…。
 お前達のざれ言が、
 いつまで続くかをな」

シメオン
「そういうわけにはいきませんねぇ」

『!?』

(爆発)
バルナバ
「ぐはっ…!?」

ビビ
「シメオン!?」

エノク
「こ…殺しやがった……!!」

ライオネル]U世
「なんのつもりだ!?シメオン!」

シメオン
「なんのつもり?もちろん、犯罪者を
 処分したまでですよ」

ライオネル]U世
「なんだと!?」

シメオン
「別にかまわないでしょう?
 話は終わったようでしたし」
「それに、どのみち彼は処刑される
 運命なんですから…」

ローズ
「そういう問題ではないでしょう!!」

シメオン
「まあま……王妃様。
 おさえて、おさえて……クク…」
「ああ、そうだ。彼の死体、頂いて
 いきますよ。別にいいでしょう?」
「では、ごきげんよう」

ライオネル]U世
「いったい、何を考えているんだ…?」




「僕はマックス。セントラルシティの

守備兵です」


「この間の戦いはすごかったです。

実は、僕も参戦していたんですよ!」


「でも、まだまだ未熟です。

早くライオネル様のような、一流の

戦士になりたいです」


「今日は、西エリアの見回りを

命じられました。頑張ります!」



--------------------------------
マックス HP294 MP198
力54 守り54 体力294 賢さ198 素早さ44 運の良さ22 魔法耐性22
攻撃力 右84 左69 防御力54 魔法防御0
装備 右腕: アクセサリー:
ブレイズ スロウ ヒーリング ショックウェーブ
--------------------------------

(西地区へ)
・ビビ発見
ビビ
「あれー?君、どこかで会った?」

マックス
「僕はマックスっていいます。ビビさん
 ですよね?」

ビビ
「あれ?知ってるの?」

マックス
「前の戦いで会いましたよね。
 すごく強いんですね」

ビビ
「へへ、ありがと」

マックス
「僕はこれから、地下道の見回り
 なんです」
「よかったら、ついてきてくれます?」

ビビ
「いいよ〜。一緒に行こ!」

ビビが仲間になった!


・エノク発見
マックス
「あのー」

エノク
「?」

マックス
「エノクさん…ですよね?」

エノク
「そうだけど?」

マックス
「前の戦いでは、お世話になりました。
 マックスといいます」

エノク
「ああ、あのときの」

マックス
「すごく強かったですね!
 うらやましいです」

エノク
「はは、そうでもないよ」

マックス
「これから見回りなんですが、
 一緒に行きませんか?」

エノク
「そうだな…ヒマだしな。
 よし、行くか!」

マックス
「はいっ!」

エノクが仲間になった!


・おばちゃん
「魔法屋には、大地と気の魔法が
 用意されてるよ」


(地下道へ)
マックス
「うん、特に異常はないようですね」
「それじゃあ帰りますか」



「ふ、ふふふふふ…………」



『!?』

シメオン
「お久しぶりですね…みなさん」

ビビ
「シメオン!」

エノク
「なんでここに!?」

マックス
「シメオン…?」

シメオン
「そう驚かないで下さいよ。研究のため
 の資料集めです」

ビビ
「研究?なんの?」

シメオン
「それは秘密です」

エノク
「ふざけやがって!それで、なんの
 用だよ!」

シメオン
「あなた達の戦いぶり、見せてもらい
 ました」
「私が思っていた通り、いやそれ以上に
 強い……。あなた達なら、きっと
 私の研究を完成させてくれる」
「さあ、その肉体を差し出す
 のです。そうすれば、永遠の力と美が
 手に入る」

エノク
「冗談じゃないぜ!お前、バルナバより
 うさんくさいぜ!!」

ビビ
「そ〜だよ!何考えてるの!?」

シメオン
「やれやれ…聞きわけのない……
 しかたありませんね……」
「力ずくでも言うことを聞いて
 もらいますよ!」

(シメオン戦。ピエロ。ブラックホールで全滅)
エノク
「くっ…!強い!!」

シメオン
「ふ、ふふふ……、いい子だ……」

マックス
「待て!!」

『……?』

「お前の好きになんかさせないぞ!!」

シメオン
「ザコが…何を言い出すかと思えば…」
「ザコは見逃してあげますよ。
 おとなしくしていなさい」

マックス
「そんなことはさせない!僕が、
 みんなを守る!!」(殴り音)

シメオン
「ぐっ…!?」

シメオン
「こ…この兵士……!!」

ビビ
「マックス…」

マックス
「僕はセンターの守備兵だ!僕が
 センターを守るんだ!!」

エノク
「マックス…お前…」

シメオン
「なるほど…ザコ呼ばわりしたことは
 取り消しますよ」
「あなたの体も、なかなかのもの
 ですね………
 よし!決めました!」
「あなたの体をもらいましょう!!」

『!?』

シメオン
「選ばれたことを幸せに思いなさい!」

マックス
「ぐはっ………!!」

ビビ
「マックスーーー!!」

シメオン
「ムダです。彼はもう…死にました」

エノク
「なんだと!?」

シメオン 「別にかまわないでしょう?
 兵士の代わりぐらい、いくらでも…」

エノク
「そういう問題じゃないんだ!!」

シメオン
「ふっ…自分の立場がわかっているん
 ですか?」
「次はあなたの番ですよ!」

エノク
「くっ…!」

『!?』
シメオン
「…やれやれ…どうやら、邪魔者が
 きたようですね……」
「では、この兵士の死体だけで
 我慢しましょうか……」

ライオネル]U世
「今、シメオンがここへ向かったという
 報告を受けた」
「お前達、見なかったか?」

ビビ
「遅かったよ……」

ライオネル]U世
「なに?」

エノク
「マックスが……殺された………
 俺達を助けるために……」

ライオネル]U世
「……………!!!」

ビビ
「どうして……?どうしてあんなこと
 するの………」
「マックス…何も悪くないのに……
 センター守るんだって…はりきって
 たのに…………」

エノク 「シメオン………絶対に許さねえ!」

ライオネル]U世
「……シメオンを、全国に指名手配
 しよう」
「そして、必ずシメオンを捕らえて
 みせる!」


(マックス編終了……。玉座の間)
ライオネル]U世
「…ビビ、シメオンは、デザートシティ
 から姿を消したそうだ」

ビビ
「そうなんですか…」

ライオネル]U世
「シメオンを恨む気持ちもわかる」
「しかし、憎しみだけで戦っては、
 それこそシメオンの思うつぼ
 だろう」
「そこでビビ。お前達には、
 デザートシティに行ってもらいたい」

ビビ
「デザートシティに?」

ライオネル]U世
「そうだ。デザートシティの奇病は、
 ますますひどくなっている」
「おそらく…シメオンがなんらかの目的
 で奇病を流行らせたのだろうが、
 このままではシティが全滅する」
「だが、病気である以上、必ず病原体と
 なる何かがあるはずだ。それを
 お前達に調べてきてほしい」
「その間、我々は病気に効く薬を
 見つけておこう」

ビビ
「わかりました」

フォース
「じゃあ、デザートシティに行こう!」


(デザートシティへ)
ビビ
「デザートシティに着いたけど、
 どうすればいいのかな?」

エノク
「手がかりがないんじゃあな…」

フォース
「まず、みんなの話を聞こうよ〜
 何かわかるかもよ!」


(宿屋兼酒場)
・女
「何年か前に、シメオンと名乗る道士が
 ガーヴィンという男を従えて
 シティにやってきたんです」
「それからです。次々と奇妙なことが
 起こり始めたのは……」
「今は、アロン先生がおられるので、
 大したことはないですが……
 いったい、どうしたらいのか…」

・男
「酒でも呑まないと、
 やってらんねえよ」

・兵士?(青)
「あの、シメオンとかいう道士が
 きてから全部おかしくなったんだ!」
「王だって、あいつのせいで
 変わってしまった!
 あいつが悪いんだ!!」

他の客 「シィッ!めったなこと言うなよ!
 殺されるぞ!!」


・男
「ウィーーークッ」

・兵士(緑)
「妻が…妻がこんな早くに……」


(シティ西側、救護室。ベッドがたくさん。地下?)
・患者
『苦しい…』

・患者
「なんでこんな目に…」

・男
医者
「病人が多すぎて、手が足りんわ!」

・患者
「早く治りたい……」

・患者
「こんなことをしてる場合じゃないのに
 ………」

・患者
「ちくしょう…カッコ悪すぎだぜ…」

・患者
『うーん………』

・患者
「神様……助けて……」


(外へ)
・井戸の前の女
「ウチの人が、病気にかかって
 しまってねぇ…」

ビビ
「どんな病気?」

「全身がだるくなって、発熱と下痢が
 ひどいらしいよ」
「夫は救護室にいるから、
 行ってみたら?」
「救護室は南西の方向にあるわよ」


(救護室)
・患者
「早く治りたい……」

ビビ
「大丈夫?原因はわかる?」

「さっぱりだ…医者にでも聞いてくれ
 ………」

・男
医者
「病人が多すぎて、手が足りんわ!」

ビビ
「ねえ、原因はわからないの?」

医者
「わからん。だが、おかしなことがる」
「町の人間はかなりの数が病気に
 なっているのに、城の人間はほとんど
 病気になっておらん」
「町と城の人は行き来するから、
 あまり関係ないかもしれんのじゃが
 ………」
「城の人間に聞けば、何かわかるかも
 しれないな」


(酒場)
・兵士
「妻が…妻がこんな早くに……」

ビビ
「あなた、城の人間でしょ」
「なんであなたは大丈夫だったの?」

「そんなこと知るか……」

エノク
「あんたの嫁さんと、あんたの違いって
 なんかないかよ?」

「違い…俺と妻はいつも一緒だったさ」

エノク
「そういうことじゃなくて!」

フォース(多分、兵士のセリフ)
「知らねぇって…
 …食ってるもんぐらいじゃねえか?」

ビビ
「どういうこと?」

「水とかはよ…、町の人間は真ん中の
 井戸からくみ上げるんだよ。
 城の人間は湖からひいてるんだ」

『………!!』
ビビ
「水!!」

エノク
「ああ、間違いない。
 原因は水だ」

ファース
「フッ、じゃあ、さっそく調べて
 みないとね」


(井戸を調べる)
「何も見えない。
 とても深そうだ」

エノク
「ちょっと降りられないな……」

フォース
「ロープかハシゴがいるね」

ビビ
「でもそんなのどこにあるの?」

エノク
「道具屋にあるんじゃないのか?」

フォース
「フッ、道具屋にはそんな物売ってない
 だろうね」

ビビ
「そう言えば、ニードリーネって道具屋
 さんがなんでも売ってるらしいよ」

エノク
「よし、じゃあ、そいつを捜そうぜ」

ビビ
「確か…どっかで見たような……」


(オアシス・アクアへ)
・男
「ふー!」
「ここの水はおいしいですなぁ!」
ニードリーネ
「あ、私、旅の道具屋、ニードリーネと
 申します」
「何かお買いあげでしょうか?」
→20段バシゴ(1000)
「またごひいきに!」


(デザートシティへ。宿屋は一晩15G)
・宿屋にいる男
「私は炎の料理人だ!」


(井戸を調べる)
「何も見えない。
 とても深そうだ」

エノク
「よし、この『20段バシゴで降りられ
 そうだ」

(もの凄い長い。多分20段折りのはしごなんです。それでいて携帯可能なコンパクトさ。通販みたいだ)
ビビ
「行き止まりだよ〜?」

エノク
「いや…見ろ!後からふさいだみたい
 だぜ!」

フォース
「確かに…でもどうやって壊すんだい?
 まさか、掘るなんて言わないよな?」

エノク
「ダイナマイトがあれば壊せるんだが
 …………」


(何の情報もなくセンター南地区へ)
(ニーナの隣の立て札)
「なんでも壊せるダイナマイト。
 新発売!」
        ニーナの店

ニーナ
「こんにちは。道具屋のニーナです。
 なにか買われます?」
→ダイナマイト(1000)
ニーナ
「ふふ…あなたを見ていると
 あの人を思い出すわ…」


(デザートシティ井戸へ)
ビビ
「行き止まりだよ〜?」

エノク
「いや…見ろ!後からふさいだみたい
 だぜ!」

フォース
「確かに…でもどうやって壊すんだい?
 まさか、掘るなんて言わないよな?」

エノク
「大丈夫だ。このダイナマイトで…」
「……………よし!
 みんな離れろ!!」


(先へ)
ビビ
「ここが…?」

エノク
「どうやら、水源らしいな」

フォース
「ここの水を飲んで病気になったって
 ことだよね」

エノク
「誰か毒の味がわかる奴いないか?」

フォース
「わかるはずないだろ。町の人が普通に
 飲んでて気づかなかったんだ」

エノク
「確かに…」

ナイトハルト
「私がやろう」

ビビ
「ナイトハルトが?」

エノク
「毒の味がわかるのか?」

ナイトハルト
「昔、訓練で180種類の毒物の味を
 覚えたことがある」

フォース
「180!?おいおい……」

ビビ
「でも毒だよ〜。大丈夫?」

ナイトハルト
「心配ない。私の体は毒物に慣らして
 ある。たいていの毒は効かない」

エノク
「お前、いったいどんな人生を送って
 きたんだ?」

ナイトハルト
「……………」
(腐った人生だったさ………)
(あの人に会うまではな………)

ビビ
「な〜に?」

ナイトハルト
「なんでもない。…始めよう」

『……………』

『……………』

『……………』

ナイトハルト
「なるほど………」

ビビ
「どうだった?」

ナイトハルト
「強力な毒物だ。いくつかの薬を混ぜて
 作られている」
「味はほとんどない。だから、これだけ
 大量に入れられていても、誰も
 気づかなかったのだ」
「水で多少薄まってはいるが、飲み
 続ければ死に到ることもあるだろう」

フォース
「…わかるのか…」

エノク
「そんな悪質なことをするのは、
 奴以外にねえ!」

ビビ 「シメオン?でも、どうして?」

エノク
「理由はわからない。でも、
 ひょっとしたら………」
「奴が言ってた、実験に関係があるの
 かも……」

ビビ
「それで、どうするの〜?」

エノク
「ともかく、この井戸を封鎖しよう」
「その後は、王様が薬を見つけてくる
 ことに期待するしかない…」

ナイトハルトがダークレイを覚えた!

フォースが魂のレクイエムを覚えた!


(ライオネルサイドへ)
ライオネル]U世
「……グレン殿。
 ここが獣人の洞窟ですか」

グレン
「そうです。ここになら、その奇病を
 治す薬があるかもしれません」

王子ミカル
「ご協力、感謝します」

グレン
「いえいえ…ところで、娘は…ビビは
 元気ですかな?」

ライオネル]U世
「ええ、もちろんです」

グレン
「それはよかった………
 では行きますか」

--------------------------------
グレン ガーディアン HP316 MP198
力76 守り54 体力316 賢さ198 素早さ22 運の良さ44 魔法耐性22
攻撃力 右146 左106 防御力54 魔法防御0 装備 右腕: アクセサリー:
エアカッター トルネード フライングエア サイレンス ヒーリング セイ・オーラ
--------------------------------

(加齢臭パーティー、奥へ。ハイド・ミストが洞窟を覆ったりする)

ライオネル]U世
「これは…?」

グレン
「これが…獣人に伝わる秘薬……」

王子ミカル
「これで、人々が助かるんですね」

ライオネル]U世
「ありがとう、グレン殿。
 なんと礼を言っていいか……」

グレン
「………感謝していると言うなら、
 態度で示してほしい」

ライオネル]U世
「?…もちろん、礼はさせてもらい
 ますが……」

グレン
「では…私のほしい物を言いましょう」
「あなた達の命!」

『!?』

(グレン戦。1000G フレア)
グレン
「くっ…!」(逃走)

王子ミカル
「兄上……なぜグレン殿が…?」

ライオネル]U世
「………わからん。ナシェルの父でも
 ある彼がなぜ………?」

王子ミカル
「なにか…理由があるんでしょうか?」

ライオネル]U世
「おそらくな…ともかく、薬は手に
 入った」
「帰るぞ、ミカル。後のことは、
 それから考えよう」

王子ミカル
「はっ……!」


(大きな魔法陣の部屋)
シメオン
「失敗した…ですか」

グレン
「しかたなかったんだ!
 相手が悪かった」

シメオン
「これは…これは…グレンさんの言葉
 とは思えませんね……」
「もしかして、手加減なされたんじゃ
 ありませんか?」

グレン
「違う!決してそんなことは……!!」

シメオン
「…わかっていらっしゃるのですか?」
「あなたは、ご自分の大切なものを
 取り戻したいのでしょう?」
「その条件で、あなたは私の味方に
 なった……それをお忘れなく」

グレン
「忘れてないとも!だからこうして…」

シメオン
「……………
 ま、いいでしょう」
「あなたには、追って指示を与えます。
 しばらく休んでなさい」

グレン
「…わかった…」

グレン
「……………
 許せ、みんな……」
「私は…私の大切なもののために……」


(センター)
ライオネル]U世
「…原因がわかったそうだな。
 よくやってくれた」
「これは、礼だ。
 取っておいてくれ」

10000ゴールド手に入れた!

ライオネル]U世
「ところで、シメオンの居場所だが…」
「アロン先生の独自の調査で、
 入江の村ロランだとわかった」
「奴はそこに『聖なる塔』と称する塔を
 建てて、研究を行っているらしい」

ビビ
「じゃあ……」

エノク 「すぐに行きましょう!」

ライオネル]U世
「慌てるな。まだ準備ができていない」
「攻め込むのは、もう少し後だ」

ビビ
「……………」

ライオネル]U世
「はやる気持ちもわかるが、
 勝手な行動はとるなよ」
「行くときは一緒に行く」

ビビ
「………はい」


(外)
エノク
「………王様はああ言ったけどさ。
 ちょっと慎重すぎやしないか?」

ビビ
「そうだね〜」

エノク
「どうだ?俺達だけで行くってのは?」

ビビ
「そうしよ〜」

フォース
「……………
 僕は反対だな」

エノク
「どうしたんだよ?いつもはビビの
 言うこと聞くくせに」

フォース
「やっぱり、王さまがああ言うぐらい
 だから、強敵なんだよ」
「それに、君らは一度負けてるんだろ?
 もう一度やっても勝てるかどうか…」

エノク
「弱気なこと言うなよ!今度は
 負けやしないさ!」

ビビ
「そうだよ〜フォースもナイトハルトも
 いるんだよ〜?」

エノク
「そうだぜ!行こうぜ!!」

フォース
「……………ダメだ。行くんなら、
 君らだけで行けよ」

エノク
「なんだよ、それ!?
 …わかったよ!お前はこなくていい」

ビビ
「フォース〜?どうして〜?」

フォース
「……………」

エノク
「行こうぜ、2人とも!こんな臆病は
 放っといてさ!」

フォース
「……………」



(獣人と対峙する少年、それを取り囲む人々)

「………よし、これが最終訓練だ。
 その獣人を殺せ」

少年
「……………」

「何をしている?やれ!」

少年
『……………』

獣人
『ぐっ……!』

「よし、合格だ。つれていけ」



(多分マリンシティの宿屋)
『…………』
フォース
「また…あの夢か……」
「ビビに会ってからは…見なかった
 のに………」
『……………』


(森)
フォース
「確か…ここだ……」


(過去の光景)

「お…お願い……助けて………」
「せめて…子供は………」

『……………』

『ああっ……!』




『!?』

「みつけたぞ、フォース!
 まさか、自分から殺されに帰って
 くるとはな」

フォース
「……………」

「死ぬがいい!」(雷どーん)
『なっ……!』

『!?』

グレン
「大丈夫か?」

フォース
「あなたは…?」

グレン
「私はグレン。冒険者だ」

フォース
「グレン……」


(山小屋?部屋の中で焚き火は危険です)
フォース
「さっきはどうも…」

グレン
「いやなに。…だが、どうしてこんな
 所に?」
「ここは、あの手の暗殺者くずれが
 出るので有名だぞ。
 知らなかったのか?」

フォース
「ええまあ…でも、なぜあなたも…?」

グレン
「私か…?…少し考えたいことが
 あってな……」

フォース
「偶然ですね。僕もですよ」

グレン
「ほう。悩む者同士というわけか。
 面白い縁だな」

フォース
「そうですね…」
「…あなたの悩みって、なんです?」

グレン
「ん?…ああ…まあな……」
「…なあ。
 君には大切なものがあるか?」

フォース
「大切な…?」

グレン
「そうだ。何ものにもかえられないもの。
 …まだ若い君には難しいかな」

フォース
「…ありますよ」

グレン
「そうか。…私にもある。
 しかし、それは今は失われている」
「君ならどうする?」

フォース
「……………」

グレン
「…私はそれを取り戻すことにした」

フォース
(…ビビ………)
(そうだ…僕は逃げていた………
 エノクに、嫉妬していたんだ)
(ビビと仲がいいエノクに……。
 …情けないな)

グレン
「…どうした?」

フォース
「いえ、なんでも………
 あなたは間違ってないと思いますよ」
「大切なものは……しっかり守るべき
 なんです」

グレン
「…そうか」

グレン
「…それで、なぜ君はここに?
 なにかわけがあるんじゃないのか?」

フォース
「……昔、色々ありましてね」
「消し去りたい思い出ですけどね」

グレン
「……で、君の悩みというのは?」

フォース
「いえ…大したことじゃないです」
「それに…もう解決しましたから」

グレン
「そうか。それはよかった」

フォース
「あなたのおかげです。ありがとう。
 …もう行きます」
「またどこかでお会いできるといい
 ですね」

グレン
「…さて、と。私も行くか……」
「私も…あんな少年だった時期があった
 ………世の中に怖いものなど
 なにひひとつなかった時期が………」
「ふっ…年をとったな……」


(橋の前)
ビビ
「………フォース。ホントにこないの
 かな……」

エノク
「……………」

フォース
「ビビ〜〜〜〜!!」

ビビ
「フォース!!」

フォース
「やっぱり僕も行くよ〜」

エノク
「なんだよ。行かないんじゃなかった
 のかよ」

フォース
「フッ、君はともかく、ビビを危険に
 さらすわけにはいかないからね」
「まあ、今回だけということで」

エノク
「調子のいい奴だな〜」

ビビ
「でも、これでみんなそろったよ!」

エノク
「じゃあ、行くか!」


(入江の村ロランへ。ダンジョンが長いらしい)
エノク
「着いたか…」

ビビ
「どうするの?」

エノク
「とりあえず宿屋に行って休もう。
 明日、出発だ」

・男
「ここは、入江の村ロラン。
 ごらんの通り辺境なので、誰も
 訪れません」


(民家)
・男
「聖なる塔って知ってるかい?」
 知ってる。 →知らない。
「聖なる塔ってね、誰が呼んでるって
 わけでもないんだけど、この辺は
 迷信深い人が多いからね」
「なんでも、魔道士がつくった塔らしく
 て、怪しげな研究をしてるって噂
 だけど……」
「本当のところは誰も知らないんだ」


(外へ)
・女
「あら…珍しいわね。
 どこからきたの?」
 セントラルシティから 獣人の村から →さて、どこでしょう?
「………からかってるの?」


(宿屋。ベッドが3つしかry)
「おや、珍しいね。お客さんかい」

エノク
「一晩、お願いできるかな」

「いいよ、今日はサービスだ。
 タダで泊まっておいき」

ビビ
「ホント!?やった〜」



その夜―――



フォース
「ビビ……ちょっときてくれないか」

(焚き火の前)
フォース
「…ビビ。マジメな話だ」

ビビ
「フォース……?」

フォース
「僕はいつも調子のいい奴だったから、
 君はよく思ってないかもしれない」
「でも、君が好きだとい気持ちは
 本当だ。僕の言うことは、いつも
 信用されないけど…これだけは」

ビビ
「……………」

フォース
「君は………
 エノクが好きなのかい?」

ビビ
「あたし…あたしは……」

 エノクが好きなの
 フォースが好きなの
→どっちも好きじゃないの

フォース
「そうか……」

ビビ
「ごめんなさい……」

フォース
「いや、いいんだ。それに僕は
 あきらめてなんかいないよ」
「まだ希望はあるからね。
 いつかきっと、僕が好きだって
 言わせてみせるよ」

ビビ
「でもこの戦いが終わるまでは…」

フォース
「わかってる。でも、もうすぐだ」

ビビ
「そうだね」

フォース
「さ、もう寝よう」


(朝)
エノク
「よし、みんな起きたな!
 出発しようか!!」

ビビ
「でもどうやって?」

エノク
「大丈夫だ。聖なる塔に詳しい人に
 道案内を頼んである」

ビビ
「それならいいけど」

エノク
「そうだビビ。言っとくことがあった。
 よく聞いとけよ」
「シナリオが変わると、『レア魔法以外の
 魔法アイテムは没収される』から、
 全部覚えとくようにな」
「それと、今から行くダンジョンに
 『魔法アイテムはない』んだ」
「つまり、今までで、『魔法アイテムは
 出尽くしている』んだ」
「取り残しがないかどうか、
 ちゃんとチェックしとけよ」
「ここまできたら、魔法アイテムは
 持っていてもしかたないから、
 全部覚えてしまうこと」
「面倒でも、『一度センターまで戻った
 方がいい』かもな」

ビビ
「……なんで、そんな説明口調なの?」

エノク
「ん?そうかな?ま、とにかく行くか」


(外へ)
・女
「あまり知られていないけど、ここは
 珍しいキャビアが採れるの」
「あなたも買う?2000ゴールドよ」
→買う 買わない
「ありがと(はぁと」

キャビアを手に入れた!


(民家)
・男
「こんにちは」

(棚の上の水晶を調べる)
   『ド○ゴンボール』

   2000ゴールド


(村の外に出ようとする)
一気に帰りますか?
→はい いいえ


(マップに出て魔法屋めぐりへ。フォースが精神崩壊)


(入江の村ロラン)
案内人
「聖なる塔に行きますか?」
→はい いいえ
「では出発!」

(聖なる塔へ。宝箱の番人?デュラハン戦。500G デュラハンの剣)

ナイトハルトが黒炎陣を覚えた!


(二股の別の階段でさらに上へ)
ビビ
「シメオン!」

シメオン
「おや、もうきたんですか?
 思ったより早かったですね」

ビビ
「よくもマックスを!」

シメオン
「ふ、ふふふ……まだあのことを
 気にしているのですか?」
「いけませんねぇ。
 そんなに甘くては強くなれませんよ」

エノク
「ふざけるな!今日は負けない!!」

シメオン
「ほう………ならば少し試させてもらい
 ましょうか」

(シメオン戦。イレイズガッシュ唱えてくる。効果は不明。1000G)
シメオン
「ふ、ふふふ………確かに、少しは
 成長したようですね」
「いいでしょう。
 全力で戦ってあげましょう!」

(2回目。攻撃無効。ナイトハルトの攻撃が1か2入る程度。ハリケーンで全滅)
ビビ
「………か…勝てない……」

エノク
「なんで…なんでダメなんだ……」

ナイトハルト
「…………くっ……!!」

シメオン
「では、とどめをさしてあげましょう。
 覚悟はいいですね?」

ビビ
「く………!!」

エノク
「な……なんて力だ…」

シメオン
「これは獣人最強の魔法………ふふふ…
 この技で死ねるなら本望でしょう?」
「さあ、いきますよ!」

   「デッドフレイム!!!」


フォース
「させるか!!」

『!?』

ビビ
「フォース!?」

シメオン
「ほう…これは驚きました。まさか
 あなたにそんな力があるとはね…」
「よし!決めました!!
 あなたにしましょう!!」

『………!?』

シメオン
「フォース君…でしたね。あなたには、
 私の研究の仕上げになって貰います」
「これで私の研究が完成する!
 あの人との契約も守れるというもの
 です!」

ビビ
「契約………?」

シメオン
「さあ、ではフォース。死んで下さい」
「そして、その肉体を私に差し出す
 のです!!」

フォース
「……………ぐっ…!」

エノク
「そんなこと…させるか……!」

ビビ
「もう…だれかがいなくなるのは……
 イヤだよ………」

フォース
「……ビビ…僕はもう……ダメだよ」

ビビ
「フォース……!?」

フォース
「もっと君といたかった……」

シメオン
「イレイズガッシュ!!」

フォース 「……………ぐあっ……!!!」

ビビ
「い………いやあぁぁぁーーー!!」

シメオン
「ふ、ふふふ………
 ふはははははは………!!!」

エノク
「……………!!!」

ナイトハルト
「くっ……!!」

ビビ
「フォース!!フォーーーース!!!」

シメオン
「すばらしい…!!すばらしい力だ…!
 私が…私が最強なのだ!!」

ビビ
「ウソだよね!?フォース!!
 返事してよ!!」

エノク
「て…てめえ……!許せねーーー!!!
 よくもフォースを……!!」

シメオン
「ザコがいくら吠えても、全く
 こたえませんねぇ」
「ついに…これで全ての材料が
 そろったのです!!いよいよ…
 研究の完成ですよ!!」

エノク
「行きやがった…」

ビビ
「フォース……フォースの体も……
 持って行かれちゃったよ……」

ライオネル]U世
「ビビ!」

ビビ
「王様………」

ライオネル]U世
「あれほど勝手な行動をとるなと…!」

ビビ
「………フォース……」




シメオンは去った。

不気味な言葉を残して……。


ビビ達が、その言葉に隠された

恐るべき真実に気づくのは、

もう少し後の話となる……。


完結編→


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