・「ライオネル兄弟の幼いころからの師」とのことからセンター出身な気もするけど、センターからラデスへ子供の足で迷子にいけるとは思えません。(アロン先生レベルの迷子なら可能な気もするけど…)
・戦場近くで迷子になっていたということは、やっぱりその周辺の町生まれなんじゃないかと。
ラデスに通じる町は、デザートシティ、自治都市メナム、ちょっと遠いけど入り江の村ロラン。
・生まれはロランで、育ちはデザートシティの孤児院、とか。
父子家庭っぽいので、兵士としてシティに召集された父は、他に身寄りのない一人息子を施設にあずけ、戦地へ。
そしてそのまま帰らぬ人となり、幼いアロンに施設の人間は「きっと道に迷ってしまっているのよ」と言い聞かせる。
「それじゃあ僕がむかえにいこう」と決意し、一人施設を抜け出して……。
……というエピソードを思いついたので、ロランに一票。
・アロン少年の出生地(仮)を考えると、辺境の守備兵だったんじゃないかと。
シティに召集され、ラデス攻めの軍隊に編入されて…。
・アロン先生が新人類だったらまた面白いかもしれない。
「メトセラ」がガリア歴278年で最初の新人類誕生が254年で24年前。
アロン先生が35歳なので、「ミステル」は「メトセラ」の11年後の話になる。
恋人を実験材料にされた職員は、天をも恐れぬ行為への畏怖と、恋人を奪われた憤りにかられ、“彼女”を連れてついに研究所を抜け出した。
所長格の男二人がそれに気づいたときにはすでに遅く、その職員の姿はガリアの大陸のどこにもなかった。
「くそっ、貴重なサンプルが…初めての成功体が……!」
剃髪の男が怒りを露わにして吐き捨てた。
「外からの目に気を取られすぎたな。これからは内の監視の目を強めねばならんか」
平静を装いながら、もう一人の男は内心焦りを感じていた。
失敗続きの中、成功の兆しが見えてきて、ようやく手に入れた希望だったというのに。
今日は5月の……と、日記を書こうとしてやめた。
今日のことに触発されてまた脱走者が出るかもしれない。それを考えると頭が痛い。
魔族の大陸にも密偵は放ってあるが、もし魔族に新人類の情報がもれたとしたら……。
考えるだけで恐ろしい。
見つからぬのなら、いっそのこと、もっと別の大陸に逃げ延びてしまえ。
「そうだ、情報が漏れるくらいなら……」
この研究が完成したら、研究員全員材料となってもらおうか。
そうつぶやいた男の形相は、賢者と敬われるような人間の顔ではなかった。
そして海洋を往く船上では、男が赤ん坊を、“息子”をしかと抱きしめていた。
・「あの事件」が起こったのが「メトセラ」から17年前。仮に8歳くらいとして「メトセラ」時25歳。
・「ミステル」時でも現役。ローズの師匠になったのが「ナシェル編」の8年前。ローズが26歳−8=18歳の時。
このとき渋いおじさまであってほしかったものの、妥協して30歳。
・38歳で「ナシェル編」、48歳で「ビビ編」。…48歳で現役暗殺者はちょっとつらいかもしれない。
なので、更に妥協して「メトセラ」以降を−3くらいしてみる。
「メトセラ」25歳→別の大陸で2年、名を上げてローズの師に27歳→(メトセラから10年後)「ナシェル編」35歳→「ビビ編」45歳
アロン先生と同い年になって個人的に萌え度UP。
・アロン先生新人類説でいくと、
「メトセラ」25歳→別の大陸で3年、名を上げてローズの師に28歳→(メトセラから11年後)「ナシェル編」36歳→「ビビ編」46歳
……いける。
・アロン先生の情報提供の依頼を最後に引退。だったりするとちょうどいいかもしれない。
・ある意味では最も謎な登場人物。
素性はもとより、シメオンに付き従っていた理由も不明。
フォースあたりが「おっさん」と呼んでいたことから年齢が推察できるくらい。
・なんとなく、デザートシティに滞在するアロン先生の監視役だったんじゃないかなー、と。
それならアロン先生が奇病の原因を突き止められなかったのも納得がいくし。